くろべネット事業は、住民が地域社会から孤立することを防止するとともに、異変を早期に発見し、誰もが地域で安心して生活できる地域づくりを目指します。地域住民、自治組織、行政機関、民生委員児童委員、専門職、企業など様々な関係者が連携し実施していきます。
高齢者の見守りや地域、コミュニティのつながりなどの「ゆるいつながり」にICTが利活用できるか調査研究を行っています。
この度は支援者側をターゲットとした実証実験を行い、市民の皆様からも幅広い意見をお聞きするために協力していただける方を募集します。
地域には、健康や生活に不安のある方、介護・子育てに悩んでいる方、孤独を感じている方、 孤立している方などさまざまな福祉課題を持って生活している方々がいます。
くろべネット活動は、そのような方々に対し地域の人ができる見守りや話し相手などの支援活動を通して、地域住民の相互の支えあいをつくるとともに、医療、保健、福祉など生活を支援する関係者ともネットワークをはることで、だれもが安心して生活できる地域づくりを進めようとする活動です。
例えば…
・玄関や郵便受けに、新聞や郵便物などがたまっている
・電気がつけっぱなし
・水道メーターの針に変化がない etc…
こんなとき、企業や店舗、市内の関係団体などが地区社協や黒部市社協に連絡し、安否を確認するネットワークです。
対象者:黒部市内に住む
ひとり暮らし高齢者
ふたり暮らし高齢者など
協力者:新聞配達、郵便配達、牛乳配達員、電力会社検針員、ガス検針員
水道検針員、老人クラブ、農協、警察、消防など
黒部市社会福祉協議会では地域福祉分野でのICT利活用に関する研究を進めており、地域での包括的な見守り体制として取り組んでいる「くろべネット」でのICT利活用の実証実験を10月から3か月間、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と株式会社日新システムズと合同で実施します。